
療育の先生に「Wisk検査を受けてください」って言われたんだけど、一体どんな検査なの?既に療育に通えてるのに改めて検査する必要あるのかな?

そうですね。私個人の意見としては今後の療育計画を立てる際の指針になるので受けた方が良いかなと思います。
うちの娘たちは2人とも発達検査を受けていますが、検査方法はそれぞれ違います。今回は長女が受けたWisk-Ⅳ(ウィスク・フォー)についてお話したいと思います。
参考になれば幸いです。
長女が受けた発達検査【Wisk-Ⅳ】について解説

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Wisk(ウィスク)は5歳~16歳くらいの子供を対象とした発達検査になります。これを受ける事でIQや個人の能力、知的障害の有無が大体わかるそうです。
この検査は児童精神科や発達外来などの専門の医師がいる病院や、児童相談所などの専門家がいる機関で受けることができます。
割と時間がかかるテストなのと、受けられる機関が限られているので検査まで結構待たされる事も。ちなみにうちの長女は2か月待ちでした。
Wisk-Ⅳでわかること

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Wisk検査は【言語理解】【知覚推理】【処理速度】【ワーキングメモリー】の4つの指標を調べ、個人の能力やIQ(知能指数)を数値化する検査になります。
■言語理解力
検査する事によって子供の言語理解の能力、言語表現能力がわかります。
■知覚推理
■処理速度
■ワーキングメモリー
この4つの検査で出た数値で具体的に何がわかるのかというと、子供の得意な事、苦手な事を知ることでコミュニケーション能力や集団生活に適応できているかどうかがわります。
長女の検査結果でわかること
こちらは長女の検査結果になります。
知覚推理、ワーキングメモリーは平均値ですが、言語理解と処理速度の差が30開いています。
この結果でわかることは、頭ではやるべきことがわかっていても行動に移すまでに時間がかかるという事を示しています。
普段行動が遅い原因は、この処理速度が平均以下の数値だったことにあるようです。
そして生活面で支障が出ているのに対し成績が良いのは、言語理解の能力が高いため。これはたぶん学校の授業ではなくて、塾での効率的な勉強が本人に合っているんだと思います。
そして長女が言葉の遅れもなく友達とコミュニケーションが取れているのも、この言語理解の能力が高いためだと思われます。
発達検査を受けるメリット

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「苦手な事」と「得意な事」が数値でわかる為、療育を受ける際の目標や計画を立てやすくなります。また知的の遅れがあるかもわかるので、早めに集団生活においての心構えができるかと思います。
これは発達障害あるなしに限らず、本人の能力を知る事はいろいろな面で対策を取れるので、検査をすることで起こるデメリットはないんじゃないかなと私は思います。
何より私自身が長女のADDを知れたことで、日ごろイライラして仕方なかったことも理解できるようになり、感情的に怒ることも減りました。
知っているのと、知らないのとじゃ気の持ちようが全然違いますし、長女がまだ小学生のうちに、まだ特に二次障害などでうつ病とかになる前に知る事ができて、本当に良かったと思っています。
ADDだと知っていることで子供のうちから対策を取れるのは、長女にとって強みになりますから。なのでネガティブに考えずに、テストも選択肢の一つに考えてみては。と私は思います。
- Wisk-Ⅳで個人の得意分や苦手分野を調べ、IQを調べる事ができる
- 長女の検査結果でADD(注意欠陥障害)ということがわかった
- 長女の行動が障害によるものでわざとじゃないことがわかった