
今回は放課後等デイサービスに半年通った長女の変化について詳しく深掘りしていきたいと思います。

放課後等デイサービスってどんな感じ?通うと子供の障害が改善したりする?

うーん。障害が改善したりはしないと思うけど、本人が自分の特性を客観的に理解して、その対処法や社会性を学んだりはできると思います
早いもので、長女が放課後等デイサービスに通い始めてから半年が経過しました。嫌がるかな?と思ったけど本人もなんやかんやで楽しんでる様子。
週1回、半日近くを放デイで過ごすだけの半年間でしたが、親の目から見ても少し長女に変化が現れたような気がしています。
ちなみに、発達障害は治りませんが、対処法を知って成長することはできます。
実際半年通ってみて長女も以前のように落ち込んだり委縮したり、というようなことがなくなり、自分なりに考えて弱点をカバーするような行動を取るようになりました。
いつも受身な長女が自分で考えて行動するように
以前は宿題に全く集中できなくて、2時間くらいダラダラやってるのを最終的に私がブチ切れて無理やり宿題をやらせる。っていう構図だったのが、部屋を閉め切って一人集中できる環境を進んで作るようになった長女。

どういう環境なら自分が集中できるのかわかってきたようです。
宿題の時間も夕方ではなく夜の方がやりやすいようで、誰に言われるでもなく、本人が自分で考えていろいろ行動を起こすようになりました。

「自分で考えて行動する」←以前の長女はこれ出来ませんでした。
「そんくらい考えればわかるでしょ!」「なんで自分で考えて動かないの!?」←今までこれらのセリフを何度長女にぶつけたかわからない。。
学校の友達には相談できないことを言える場ができた
放デイで自分と同じような悩みを抱えてる子がいること、障害について相談できる先生がいることが、長女の精神面でだいぶ支えになっているみたいです。
同じ曜日の子には中学生の子や、自分より障害の重い小学生などいろんな子がいるので、今まで曖昧だった障害について考える機会や相談するきっかけが出来たようにも思います。
また、長女の苦手なワーキングメモリーを鍛えるのにカードゲームが有効なようで、友達や先生とカードゲーム対決をするのが楽しい様子。
こんな風に苦手分野を鍛える方法などを知れたこと、それを友達と一緒に楽しみながら実践できることが放デイに通って良かったなと思える点です。
症状的には一番軽いけど、実はメンタル的にはかなりツライ
長女は放デイのクラスの中では知的障害は無いので障害は軽い方です。でもだからこそ、本人の精神的負担は大きいと児童心理士の先生に言われました。
定型の子とは違うし、かといって障害の重い子みたいなサポートを受けられるわけでもない。
そして自分の状況を理解しているので、なんのサポートもなく定型の子達に囲まれて挫折感や疎外感を味わって生きていく可能性が高い。メンタル面でかなりキツイと思う。とういうような話を聞きました。
私もそう思います。長女の症状は学生でいる分には大きな問題はないけど、発達障害独特の考え方や捉え方の違いは、むしろ思春期以降で問題が浮き彫りになってくると思うんですよね。

だからトラウマ作る前に障害と向き合う時間や、親以外に相談できる大人がいることは今後の長女にとって大きく影響することじゃないかなと思ってます。
半年放デイに通った結果、良かったこと悪かったこと
まずは悪かったこと
障害の症状が軽い分、クラスのリーダー的な役割をやらされることが多い。
でもこれは長女は特に嫌がってるわけでもなく、喜んでるっぽいのでいいのかな?私みたいな目立ちたくないタイプの子だと苦痛に感じると思います。長女はなんやかんや任されると自信がつくみたいなのでそのままにしてます。
良かったこと
自分以外の障害持ちの子を見て客観的に自分の障害と向き合うことができたこと。
今まで本を読んだりしてみたものの、難しくてちゃんと理解できてなかったんですが、放デイに通いだしてから障害のことを以前より理解できるようになったみたいです。

百聞は一見にしかず。で、本より現場みた方が理解しやすかったみたいです。
それから親以外に相談できる大人と知り合えたこと。
先生には何でも相談できるようで今のところ楽しく通えているみたいです。実際に通う前よりも自分で考えて行動する機会が増えてきて、成長を感じられるようになってきました。
学校の友達には言えないことを相談できる人がいるのといないのとでは、だいぶ違うと思うので良かったと思ってます。学生の時は、学校が全てで視野が狭くなりがちなので、学校以外のコミュニティは大事ですよね。
という感じで、今のところ長女は辞める気はないようなのでこのまま続行で小学校卒業まで放デイに通わせようかなと思っています。