療育【児童発達支援】

療育とは?療育って何する所?の疑問にお答えします

療育【児童発達支援】
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お悩みママ
お悩みママ

療育ってなに?初めて聞いた。特別支援学校とは何が違うの?

 

miyuki
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最初はわからない事が多いですよね。私も医師に子供の成長の遅れを指摘されてから初めて『発達障害』や『療育』という言葉を知りました。

 

簡単にいうと療育は、比較的障害の軽い子供達が通う支援施設になります。中度~重度の子は特別支援学校に通っている子が多いです。

 

 

今回は私が2年以上療育生活を続けてきた中で、わかる範囲で療育についてお話したいと思います。

 

 

療育は子供が人生を生きやすくする為のスキルを学ぶ場所

Photo by Gautam Arora on Unsplash

 

発達障害の子は、言葉が遅れている子やじっとしていられない(多動)の子がほとんどなので、家族間でもコミュニケーションを取るのがとても難しいです。

 

そのため、定型発達の子と同じような道(幼稚園&保育園→小学校)を歩もうとするとほとんどの子が途中で挫折してしまうんじゃないかと思います。

 

 

例えば他の子供に負担をかけてしまう場合、発達障害の子だけ別室対応になってしまったり、やむなく退園を強いられるケースも残念ながらあります。

 

miyuki
miyuki

迷惑をかけられてしまう子のお母さんも、迷惑をかけてしまう側の子のお母さんも、どっちも辛いと思うので切ない話ですよね・・・。

 

療育はコミュニケーション能力や生活リズムを学ぶ場所です

Photo by Rashid Sadykov on Unsplash

 

発達障害の症状は、同じ特性を持っていても子供の性格や障害の度合い(軽度か重度か)、また感覚過敏がある子と無い子で全然あらわれ方が違います。

 

療育は個別の療育計画を立てて、その子に合った方法で社会性やマナー、生活のルールを学び、子供たちが人生を生きやすいようにサポートする機関です。

 

よく、療育に通えば障害が治る?と勘違いしてしまうお母さんもいるらしいのですが療育に通えば徐々に障害が治って定型発達(健常児)の子と同じになる。ということは残念ながらないです。(そう期待してしまう気持ちは親心としてはわかります)

 

 

そもそも発達障害は先天的なものなので治るという事はなく、一生つきあっていかなければならないからこそ「障害」という名前がついているのです。

 

でもその障害に向き合わず、何の支援も受けずに幼稚園、小学校に入学すると発達障害の子はいつか心を病んでしまい、酷いうつ病にかかるなど二次障害につながりやすい傾向がわかっていて、それを防ぐには早期からの療育が必要だと言われています。

 

療育にも種類がある【ママの負担も考慮した療育選びを】

Image by Gerd Altmann from Pixabay

 

療育にもいろいろ種類があります。

 

県などの自治体が経営している療育センターや、民間が経営している療育施設訪問療育母親が自分で行う療育など、調べてみると結構種類があったりします。

 

ただ、自分が住んでいる地域にここまでの療育施設が揃っているかどうかは本当に運としかいいようがないのですが、私が療育選びで一番考慮した方が良いと思う点はお母さんの負担が軽くなる療育施設を選ぶ。ことかなぁと思います。

 

 

療育を受けるのは子供なので、子供優先で決めた方が良いのは言うまでもないんですが、療育以外の時間で子供と長く接するのは母親である自分ですよね。

 

miyuki
miyuki

その自分をないがしろにして療育先を決めてしまうと、心身共に疲弊してお母さんが潰れてしまう可能性もあると私は思います。親が送迎しなきゃいけない療育施設の場合、近所だとしても意外と負担になるんですよ。

 

 

実際、子供が療育を受ける時間というのは午前中までの短時間とかが多いので療育に通い始めたからといってすぐに子供に効果があるわけではないです。

 

なので育児の辛さ、大変さってあまり変わらないんですよね。

 

 

自分の体調や精神面を考慮して、自分と子供の負担があまりかからなそうな療育先を見つけることをお勧めします。

 

 

基本的に民間経営の療育施設だと園が送迎してくれるので親はラクなんですが、ときどき間に合わなくて自分で送らなきゃいけない日も出てくるので、やはり自分が送迎した時に負担にならない範囲で決める方が良いかなと私は思います。

 

母子同伴、母子分離など施設によって療育スタイルが違う

Image by Anastasia Gepp from Pixabay

 

自治体が経営している療育施設は母子同伴(親子)で療育を受けるスタイルで送迎はしてくれない所が多いです。民間施設も親子で療育を受ける所、母子分離で子供だけ療育を受ける所、また少人数で行う集団療育、一人一人個別で行う個別療育など、施設によって療育スタイルが変わってきます。

 

母子同伴のメリット
  • 子供の療育の様子を毎回見ることができる
  • ペアレントトレーニングを受けられたりするので自宅での子供との関わり方にいかせる
  • 母親が近くにいることで子供の不安が軽減する

 

母子分離のメリット
  • 子供を預けている時間、母親の自由な時間ができる
  • 子供が母子分離に慣れて母親以外の人間とコミュニケーションが取れるようになる
  • 母子分離を慣らしていく事で母親以外に信頼できる大人(先生たち)、安心できる場所ができる

 

 

また送迎してくれる施設、してくれない施設、知的障害や身体障害など重度障害の子を受け入れている施設など、いろいろ特色があるので複数の療育先に見学に行くことをおススメします。

 

ちなみにうちの次女は民間が経営する療育施設で、少人数で行う集団療育(送迎あり)2か所と、個別療育の計3か所の療育施設に通っています。

 

今回の記事のポイント
  • 療育は障害を治す所ではない。
  • 子供が集団生活をしやすくなるための学びの場所。
  • 生活リズム、社会マナー、コミュニケーションスキルを少人数で学ぶ。
  • 療育スタイルは施設ごとに違う。母子同伴、母子分離など。

 

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miyuki(イラストレーター)

ADHDの長女、自閉症の次女を育てる2人姉妹のママ。

発達障害な姉妹との療育生活や、コミュ障の悩みなど、日々ラクに暮らす方法を探し求めています。

このブログで使用しているイラストは帰属が明記してあるもの以外はすべてmiyukiのオリジナルですので無断転載はご遠慮ください。よろしくお願い致します。

 

発達姉妹とコミュ障ママ
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