こんにちわ!miyukiです。
今回は、次女が発達障害の疑いから確定になった時期の
お話をしていきたいなと思います。
保育園や幼稚園で、もし次女と似たような様子が見られた場合は発達障害を少し疑った方が
よいかもしれないので参考になれば嬉しいです。
この時期は、1歳児検診で言葉の遅れを指摘されてから半年後くらいでしょうか。
次女も私も精神的に限界が来ていたので、私は今の辛い状況から逃げたくなってしまい、
外で働くことを決めて、就活のために次女を無認可保育園に預けることを決めました。
それが結果的に、次女の発達障害が確定するきっかけになったんです。
人見知り解消に次女を保育園に預けたらとんでもない事になった
季節はちょうど冬で、認可保育園は今すぐに入るのは無理なため、近所にある無認可保育園に次女を
入園させ、2週間ほど週3日で慣らし保育をすることになりました。
この時期はまだ、次女が発達障害だということは知らなかったので、保育園に入って外の世界に 馴染めば、酷い人見知りも少しはよくなるだろうと考えていました。 |
実際長女が1歳半から保育園に通って人見知りが緩和され、言葉もだいぶ喋れるようになったので
次女もそうなるだろうと勝手に思い込んでサッと入園手続きを済ませてしまいました。
でもこの私の決断が、次女の体に大きな変化を与えてしまう程のストレスになるとは
この時の私は思ってもいませんでした。
保育園でのストレスが、家でのかんしゃくをエスカレートさせた
次女が入園した保育園は、室内1室で0歳~6歳までを保育する無認可によくあるタイプの
保育園でした。その当時は大体30人くらいの園児が毎日通っていたと思います。
2歳になりたての次女は、保育園に通いだすと毎朝保育園がイヤだとグズるようになりました。
それでも私は1か月も通えば慣れるだろうと思っていたのでとにかく準備をさせ、保育園に向かいます。
そこの保育園は特に保育日誌みたいなものはなく、毎日園ブログに子供たちの写真がアップされる のでそれで子供の様子を見てください。という方針をとっていました。 |
これは最初にひっかかった点ですが、そこの保育園しか預けられる所がなかったので仕方なしに
ブログの写真で次女の様子を確認していたんです。
でも1週間経っても2週間経っても次女の写真はいつも泣きだしそうな顔で立っているだけの写真。
先生に様子を聞くと、ずっと部屋の隅っこで一人で立っているか座っているかで
友達が近づいたり、声をかけると怖がって泣いたり、先生が間に入って皆の輪に入れようとすると泣いて嫌がるので様子を見ている。との事。
慣れるのは個人差があるので、次女の場合は少し時間がかかるほうなのかもしれませんね。
と言われたので先生と一緒にしばらく様子を見ていたんですが、日に日に次女は保育園を強く拒否
するようになり、夜泣きをしたり、かんしゃくが激しくなったり、情緒不安定になっていきました。
車で保育園の前まで行って、後ろを振り返ると、
声も出さずに涙だけ流している次女の姿も何度か見ました。
とても切なかったけど、外の世界を知る事は次女の成長に
つながるから良い事だ。とその時の私は思っていたんです。
「8時間ずっと部屋の隅で一人で座っているだけ」と聞き、退園を決めた
私がこれ以上は無理かもしれない。と感じたのは、保育園に入園して2か月になろうとした時でした。
次女の園での様子は毎回同じ。1日中部屋の隅っこで誰ともコミュニケーションを取らずに、
給食も食べず、玩具で遊びもせず、私が迎えに来るまでただ立っているか座っているかのどちらか。
2か月通っても馴染むどころか、ますます警戒心が強くなって情緒不安定になっている次女を見て、 私は最初、保育園が次女を放置しているのでは?何か不都合な事を隠しているのでは?と、園に対して 不信感を感じてしまい、違う保育園を探すことを決めて退園の意志を伝えました。 |
今となっては保育園が悪いとか、そういう問題じゃないことはわかるのですが、
その時の私は何もわかっていなかったんです。
退園を決めた直後、次女が突然歩けなくなり入院することに。
園を退園してすぐに年末年始と行事に追われ、忙しい時間を過ごしている時に異変が起きました。
夫に次女の足がおかしいと言われ、注意してみてみると、片足を引きずって歩いているんです。
足どうしたの?と聞いても「うん」しか言わず、要領をえない。
「痛いの?」と聞くと「うん」と言うのですが、確認してもどこもケガをしていない。
どこかで転んで打撲でもしたのかな?と思いましたが、元気なのでしばらく 様子をみる事にしたんです。 |
でも翌朝、良くなるどころか悪化して、次女は自力で立ち上がれなくなりました。
慌てて整形外科を受診してレントゲンを撮っても異常なし。
おまけに本人喋れないから問診にならない。
結局どこがどんな風に痛いのか全くわからない状況。
先生から、脳神経の影響でも歩けなくなることもあるから、念のため大きい
病院でしっかり検査した方が良いかもしれないと言われ、近所の総合病院を
受診しました。
そしてトントン拍子で、次女の1週間の検査入院が決まったのです。
言葉の遅れがあだとなり、原因が判明するまで1週間かかった
総合病院でも、次女は喋れないので相変わらず問診は進まず。
結局幼児でも受けられる検査を片っ端から受けて原因を探る事になりました。
尿検査、血液検査、CTスキャン、MRI、エコー検査、レントゲン、髄液検査。 |
検査の中でも特に髄液検査は大人でも痛い検査で、腰に注射針を深く刺して髄液を採取するんです。
その痛みに耐える為、体を硬直させた次女は力の入れすぎで顔の毛細血管が破裂し、内出血を
起して顔色が紫のまだら模様になっていました。
痛々しくて、可哀そうで、「まだ2歳なのに…っ」と
その時は我慢できずに涙が出てしまいました。
でも、そこまでやっても検査結果は異常なし。それなのに次女は一向に自力で立ち上がれず、
入院してからは足を少し動かすだけでも泣くようになってしまいました。
いろんな科の先生が次女を診察してくれたんですがこれといった原因が特定できず、
入院後半でもう一度問診をすることになり、そこで夫に言われた事を先生に伝えました。
偏食が原因とかはないですか?
これだけ検査しても異常がない。特にけがをした様子もない。
あと思い当たることは酷い偏食で栄養が偏っていることくらいだったんです。
それを伝えると、先生は次女の食事の状況を詳しく聞いてきたのですべて話し、
その後に、もう一度血液検査をしたいと言われました。
今度はビタミン値を調べたい。 |
偏食の話を聞いて、髄液検査の時に次女の顔の毛細血管が内出血を起こして紫のまだら模様に
なっていたことがすぐに引っかかったそうです。
通常そんなにすぐ毛細血管から内出血を起こすという現象は中々ないそうで、それが気になるので
もう一度血液検査をしたいとのことでした。
検査の結果、ビタミン不足による壊血病の一歩手前。
とういうことが判明。
ビタミン不足により脳神経に影響して足が常にしびれた状態になり、歩くことも立ち上がる事も
できなくなっていたんです。
その後ビタミン剤を点滴したら翌日は自力で立ち上がれるようになり、徐々に回復に向かっていきました。
入院がきっかけで次女の発達障害【自閉症スペクトラム】がわかった
もし次女が2歳相応に言葉を話せていれば、きっと
もっと早く病気がわかったと思います。
ここまで心身に影響を及ぼしている次女を見て、
発達障害の疑いを消すことはできませんでした。
そして先生に、入院中に次女の発達検査をお願いし、
その結果、『DQ65』(発達指数)で自閉症の疑い
あり。と診断されたのでした。
望まない保育園によるストレスと、偏食による体調
変化を同時期に抱えていた次女。
辛くても、言葉が話せないから誰にも気持ちが
伝わらない。
2歳でその苦しさを抱えることが、どれだけ辛かっただろうと考えると泣けて仕方なかったです。
もしお子さんの偏食で困っているお母さんがいたら、次女みたいにある日突然歩けなくなる可能性が
あるので、ビタミンだけは野菜ジュースなり、サプリなり、病院でビタミン剤を処方してもらうなり
して、栄養管理に気を配ってあげて欲しいなと思います。
ちなみに次女は4歳になった今でも偏食が激しく、
2歳の頃に比べれば少しは緩和されましたが
未だに病院で処方されているビタミン剤を飲んでいます。
野菜って大事なんだ!ビタミン足りないと歩けなくなるし出血しやすくなるんだ!と学んだ一件でした。
栄養バランスってやっぱりすごい大事ですね。
今回の記事のポイント
- 次女の「自閉症の特性」を「人見知り」と勘違いしてしまった。
- 保育園のストレスで次女は情緒不安定になってしまった。
- 一向に保育園に慣れない事と怯え方がおかしいと気付き、退園を決意。
- ストレスと偏食が原因で歩けなくなり、入院。そこで次女の発達障害が判明した。