心療内科に通いたいと思ってるんだけど、鬱かもしれないから病院に行きたいなんて、なんか夫に言いづらい…。
言ったら「気にしすぎ」とか「悪く受け取りすぎ」とか私が悪いみたいに言われそうで嫌だな…。でも通院するなら子供見てもらわないといけないし、専業主婦だから費用的にも夫の協力なしでは通えない。みんなどんな風に夫に打ち明けたの?
わかります。その不安な気持ち。私も最初の頃は夫に心療内科に通っている事を言えませんでした。内緒で平日に通院してたんです。
結論から言うと、私は途中から夫に心療内科に通っている事を伝えました。今では通院の際は夫が子供の面倒を見てくれて、うつ治療に協力してくれます。今回はその時の話をお話したいと思います。参考になれば嬉しいです。
実際に通ってみてわかったことですが、うつ治療って本当に時間がかかります。私は中度の鬱だったのですが、既に通院2年目突入です。(重度なら5年くらいかかる人もいるとか…)
長期戦になるので小さい子供がいる方は夫の協力は不可欠だと思います。
育児うつを理解してもらえない気がして夫に言いにくかった
私は半年間くらい、夫のいない平日に内緒で通院していました。
理由はやっぱり理解してもらえない気がして言いづらかったからです。
『悪く考えすぎなんだよ』とか、『大変で辛いのは自分だけだと思ってるの?』とか言われそうで。
あとはメンタル系の病院に通っているのを知られる事に抵抗があったから。(私の先入観なんですが。。)
でも結局、環境的な要因で夫に言わざるえない状況になりました。
療育の迎えに間に合わず、通院には夫の協力が必須になった
うちの次女は昼間療育と幼稚園に通っているんですが、帰ってくるのが大体14時~15時。
心療内科に通える時間は、移動時間合わせて4時間だけ。5時間近くになるともうお迎えギリギリ。
でも病院って、混み具合によって診察の時間が変わるんですよね。
結局数回ほどお迎えに間に合わず、療育先から注意を受けることに。
子供と療育先にこれ以上迷惑かけるわけにはいきませんし、病院を変える選択は無しだったので平日にこっそり通院することは諦めることにしました。
夫に打ち明けることで、うつ症状が少し軽くなった
平日に通えないなら、土曜に通うしかない。(病院が日曜休みだから)
でもそれには夫が子供の面倒を見てくれないと外出できないわけで、外出するには夫に通院の事を言わなければいけないわけで、まあそんな感じで必要に迫られて夫に打ち明けたわけです。
当時はまだうつ症状が強くて否定されるのが怖くて仕方なかったので、私は『LINEで告白』という手法を選択しました。もし否定された時、直接言われるより文字の方がダメージ少ないと思ったから。
お願い&相談の形を取り、あくまで【子供のためだ】という姿勢で通院を決めたきっかけと平日に通えなくなった経緯、土曜に通いたいから子供の面倒みてくれ。という内容をLINEで送りました。
結果は、拍子抜けするほどあっさりOKでびっくりしました。
感情的にならずに文章で要点だけ伝えたのが効果絶大だったようです。
(たぶん直接話してたら要点まとめられずにダラダラ話して失敗してたかも)
そしてこれは予想外だったんですが、夫に通院の許可をもらってからうつの症状が少し軽くなったんです。夫に言えない行動をしていたのもストレスに感じていたようで、今後夫も協力してくれるということになってから、落ち込んで寝込む時間が短くなりました。
心療内科の先生によると、心の内を人にアウトプットしたことで自分の中で消化できたのだろうと言われました。私は一人で抱え込みすぎなので、少しずつ吐き出すことが大事なんだとか。
実母にも打ち明け、通院のために協力をお願いした
実はこれが私にとって一番の難関でした。夫よりも言いたくなかった相手です。
なぜかというと、私の育児うつの大きな要因が子供時代の嫌な記憶によるフラッシュバック。機能不全家庭育ちなんです。短期間でしたが虐待を受けた経験もあり、それが今でもトラウマになっています。
私が心療内科でうつの治療をしていること、そしてうつの原因に子供時代が大きく関わっている事を知れば母親は絶対泣くだろう。それがわかるので中々簡単には言えなかったんですよね…。
それに、母に話すという事は古傷を抉ることになるのでフラッシュバックは避けられない。私自身も精神的にかなりキツいパンチを浴びることになるわけです。そりゃ怖いよ。
でも夫はちょくちょく土曜出勤の時があって、そういう時はどうしても子供の面倒を実母を頼らざるえない。伸ばしに伸ばし、通院してから1年後にようやく実母に打ち明けることができました。
母の時も、『LINE』で告白しました。やはり直接は無理だったので。。
そして、孫の為だからといって通院の際に子供を預かってくれることになり、今では受診の前後にカフェ等でゆっくりできるくらい快適に通院を続けられています。
【結論】長期戦になるので通院を続けられる環境を整えること
不思議なんですが、夫の時と同様に、母にも心療内科の事を打ち明けて子供時代の話をしてから、フラッシュバックが減ったんです。もちろん話をした直後はフラッシュバックが悪化して辛かったです。
でも、ある時期から、…うまく言えないんですが、当時の自分の苦しい気持ちを当事者の母が知ってくれたこと、そして謝罪を受けたこと、当時の母の心境も聞けたことである意味吹っ切れたんですよね。
過去の自分を客観的に見れるようになった事でフラッシュバックが激減し、
育児がすごい楽になりました。
ただ、もし子供が大きかったり夫婦2人の生活だったら平日に外出するのは問題ないと思うので、
多分そのままこっそり通院していたと思います。
とにかく、治療すると決めたら長期戦を覚悟する!という心構えで通院スケジュールを組んだ方が良いです。そのためには夫の協力が必須の方もいると思うので、言いづらかったら要点をLINEに箇条書きにしてから伝えると、相手にすぐ伝わるのでおすすめです。
母親が楽になれば、空気が和らいできっと子供達も楽になる。笑顔が増える。
そのために、寛解を目指してうつ治療がんばるのみです。(気楽にね。)