心療内科に予約の電話をしたら、初回はカウンセリングも受けてくださいって言われたの。でも料金を見たら高くてお財布に厳しい…。
どこの病院もこんな感じなの?カウンセリングって受けるのが当たり前?
わかります。その不安な気持ち。最初は何もわからなくて不安ですよね。
結論から言うと、カウンセリングの有無は病院に寄りけりです。私が通院している病院は先生がカウンセリングも行っています。
私は一件しか病院に行ったことがないので、現在通院している病院での経験でしかお答えできないのですが、私が通っている病院は先生がカウンセリングを行っているので保険適用になり、別途料金は発生しません。
ただ時間は日によって短かったり、長めだったりとまちまちです。
今回はうつ治療においてカウンセリングの重要性についてお話していきたいと思います。
心理カウンセラーがいる病院は別途料金が発生する所が多い
メンタル系の病院は大体総合病院、クリニック、精神科病院などに分かれると思うのですが、
心理カウンセラーが在籍しているかどうかは病院の方針によって違います。
一つ言えるのは、心理カウンセラーが在籍している場合は診察代とカウンセリング代はほぼ別料金です。それは、心理カウンセラーは医者ではないからです。自由診療に当たるので保険適用外になります。
ただ精神疾患には心理療法などが効果的な事がわかっているので、病院の意向でカウンセラーを在籍させたり、医者自身に心理療法のスキルがあれば自らカウンセリングを行ったりなど、心理療法と薬物療法を掛け合わせた治療を行っている病院が多かったりします。
もちろんカウンセリングなしで、薬だけ処方する病院もあるかと思います。
医者がカウンセリングを行う場合は保険適用になる
私が通院している病院は先生自ら診察とカウンセリングを行っています。
といっても、診察と共に今まであったことを日記を用いて説明し、気分の変化や感じ方、それに伴う体調の変化や考え方の癖など、世間話を交えながら話すだけなので、これがカウンセリングと呼べるものなのかは他を知らないので断言はできません。(どちらかというと認知行動療法な気がします)
でも、毎回先生と話したあとは今の自分のままで良いのだと思えるので治療効果は十分にあると思っています。少なくとも症状だけ聞いて薬を出して終わり。となったことはないですね。
ちなみに医者がカウンセリングを行う場合は保険適用になるので別途料金はかかりませんが、全ての医者がカウンセリング上手か?というと残念ながら人によりけりだそうです。
病院ジプシーになってしまう原因もそこらへんにあるのかもしれません。
カウンセリングは治療に必要だと思う理由【私の意見】
私が治療に求めていたことは、『ちゃんとしたカウンセリングを受けたい』と、『薬漬けになるのは嫌だ』というこの2点です。薬の影響は結構大きいので副作用によっては育児に支障が出る場合も考えられます。
そして、なぜカウンセリングを希望したかというと、
もともとうつ症状が悪化したのもコミュ障で孤独な育児をしていたからです。
一人きりの育児で気持ちの行き場がどこにもなかった。とはいえ発達障害児を育てていない近所のママ友とかに言うのはイヤ。卑屈になって余計に落ち込んで体調悪化するのがわかるから。
そんな思いで病院を探していました。
正確には他にもいろいろこだわりがあったのでどんどん対象の病院が少なくなってしまったのですが、おかげで1回で良い先生に出会えたので、とことんこだわって良かったなと今は思っています。
病院選びの詳しい話は↓下記記事をどうぞ。
2年通院して思うのは、気持ちをアウトプットすることが何よりの薬だなと私は思います。
言葉や文字で誰かに吐き出して初めて気持ちが消化され、後日客観的に自分を振り返れたりします。
ダメな自分や辛い記憶と向き合う時もあって治療は楽ではないですが、その時の自分の気持ちを誰かが知ってくれている。それだけでも私は救われたので、私はカウンセリングは必要派ですね。
治療に何を求めるかを明確にしてから病院を選ぶ
病院のホームページを見ると、その病院の指針などが載っていて病院によってカラーが違います。
『薬物治療はしたくない』、『体に合う薬なら利用して早く社会復帰したい』、『カウンセリングをしたい』など、治療に何を求めるか、そこを明確にしてから希望に寄り添ってくれそうな病院を探すと効率が良いと思います。それから口コミのチェックも忘れずに。
うつの寛解への道のりは、相性の良い病院を見つけられるかによって費やす時間が変わってくると思うので、治療前はうつ症状で苦しい時期だとは思いますが、『無駄に長期化』なんてことにならないよう、リサーチだけは念入りにすることをお勧めします。